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その歩き方が、ヘルニアを招く!?

歩くことは、健康を保つためにとても良いことです。

日頃から、歩いて足腰を丈夫にしておくことは、さまざまな生活習慣病の予防につながります。とくに、つらい椎間板ヘルニアの予防や改善のためにウォーキングをしている、という方も少なくないのではないでしょうか。

しかし、間違った歩き方をしていたり、歩く時の姿勢が悪かったりすると、思ったほどの運動効果が得られないばかりか、体に余計な負荷をかけ、逆効果になってしまうこともあります。

では、椎間板ヘルニアを悪化させてしまう、よくない歩き方とは、どんなものでしょう?チェックするポイントはおおきく二つあります。

第一のポイント。

地面にかかとを着地させる際に、必要以上に強く打っていませんか?かかとから着地する際に、あまり力を入れて踏み出すと、かかとや膝に強い衝撃を与えてしまいます。

次のポイント。

歩くときに体をナナメに傾けたり、背中をまるめたりなど、悪い姿勢になっていませんか?とくに、肩掛けのカバンを持つとき、片方の肩にばかりかけてしまうクセのある方は、体のねじれがクセになっている可能性があるので要注意です。

ねじったままの姿勢で歩くと、背骨の特定の場所にばかり負荷をかけますので、ヘルニアを招いてしまうことがあります。

とくに、仕事をしている方は、通勤などの際に歩きにくい靴やハイヒールで歩く、大きな荷物や重いカバンを持つことなどが多いと思います。すると、知らず知らずのうちに背骨や腰を傷める歩き方をしていることがありますので、注意が必要です。

では、ここで正しい歩き方も学びましょう。

正しい歩き方をするには、まず正しく立つことから。
立った時は、頭の真上から糸が生えていて、体が糸でつられているようなイメージで立ってみましょう。

そうすると、自然に背骨が伸び、胸が張られ、腹筋と背筋でしっかり腰が支えられているような立ち姿になりませんか?その姿勢を保ったまま、脚を前に踏み出しましょう。脚の付け根が腰よりも上にあるようなイメージで、きもち大股に、脚を前に出します。

着地は、足のかかとからゆっくりと。かかと〜足の裏〜つま先と体重を移動させ、つま先で地面を蹴り上げるように脚を運びます。脚を運ぶ際に、腕も大きく動かします、肩を大きく、肩甲骨から動かすようにすると、大股でもフラフラせずに歩くことができますよ。

間違った歩き方は背骨や腰を傷めることにつながりますが、正しく歩けば、筋肉を鍛えることはもちろん、骨盤の形を正常に整え、椎間板ヘルニアの予防に高い効果が期待できます。ぜひ、正しいウォーキングを生活に取り入れてみてください。