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スポーツすると椎間板ヘルニアになりにくくなる?

椎間板ヘルニアって、なんとなく、骨がもろい人がかかりやすいイメージがありますよね。
ということは、逆にスポーツなどで、普段から体を鍛えている人は、運動をしない人や普通の人に比べて、椎間板ヘルニアにかかりにくいのでしょうか?

答えは、半分は正しく、半分は間違っています。

激しいスポーツをすることは、背骨や腰の骨に過剰な負荷をかけることにつながりますので、
逆にヘルニアを招いてしまうことがあるからです。

たとえば、テニスやゴルフ、野球のようにスイングするスポーツは、そのたびに体を大きくひねりますので、当然、腰にも大きな負荷をかけてしまいます。

あるいは、バスケットボールやバレーボールのように、短時間で何度もジャンプと着地を繰り返すスポーツも、着地した時の衝撃が骨に伝わりますので、椎間板ヘルニアを悪化させてしまうことがあります。

このように、椎間板ヘルニアは、激しいスポーツとは切っても切りはなせないもの。
じつは、スポーツ障害として発症することも多い病気なのです。

しかし、スポーツや運動をすると、筋肉が鍛えられますね。
鍛えられた筋肉は、天然のコルセットです。骨を支えてくれ正しい姿勢を保ち、骨に負荷をかけづらい体を保ってくれるのです。

このように、骨の一部分に強い負荷をあたえるようなスポーツは椎間板ヘルニアの引き金になることがありますが、筋肉を鍛えるトレーニング、体をしなやかにするストレッチなどの運動は、椎間板ヘルニアの予防にとても効果があるのです。

では、どのような運動が望ましいのでしょう?
椎間板ヘルニアの予防には、腹筋と背筋で背骨を支えることが大切です。
つまり、腹筋と背筋を同時に鍛えるトレーニングがいいということ。

腹筋と背筋を鍛えられる運動にはさまざまなものがありますが、オススメの運動は、
ヨガとウォーキングです。ヨガは、腹筋と背筋を同時に鍛えることができ、筋肉をしなやかにする効果もありますので、椎間板ヘルニアの予防に高い効果が期待できます。

ウォーキングをする際には、一歩一歩を大股めにしつつ、足のかかとから着地し、つま先で蹴り上げるように歩くと、同時に骨盤の矯正を行うことができ一石二鳥です。

また、どちらも行う際には、腹式呼吸を心がけ、呼吸のたびにおなかの筋肉をしっかり使うようにすると、効果が高まります。

どちらも、特別な道具が必要のない運動ですので、すぐにでも始められますね。
ただしすでにヘルニアを発症してしまっている場合は、かならず医師に相談してから始めてくださいね。