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椎間板ヘルニアでも大丈夫な正座法

実は正座はヘルニアになりにくい座り方

普段敬遠されがちな正座ですが、椎間板ヘルニアになりにくい座り方の一つでもあります。何故なら正座は背筋を伸ばす意識がしやすく、腰に負担がかかりにくいからです。ですから椎間板ヘルニアで悩んでいる方は普段の生活では正座をためしてみるといいかもしれません。

腰の負担が掛からないように正座するには背筋を真っすぐ伸ばして座ります。ただ、自分では真っ直ぐだと思っていても案外曲がっていることが多いです。なので自分の姿勢が真っ直ぐかどうか、鏡で確認してみましょう。また、おへそを正面に向けることを意識すると背筋を伸ばしやすいので、正座にかぎらず椅子に座る時でも心がけましょう。

足がしびれないようにするために有効な方法

しかし、いざ正座しようとすると、足がしびれたり、痛くなったりで長時間続けることができません。しびれは足の血管・神経の圧迫によって引き起こされます。よって正座で足がしびれないように、以下正座する際に気をつけることを説明します。

・足の親指は軽く重ねる

かかとに重みがかかるとしびれ・痛みが強くなる傾向があります。親指を軽く重ねると、かかとへの体重を避けることができます。

・左右の膝をつけない

左右の膝をくっつけると少し窮屈になります。なので離すとよいでしょう。

・座る場所に注意

硬い場所での正座は圧迫を強めます。なので、座布団の上や柔らかいマットの上で正座しましょう。

正座にはデメリットももちろんある

しかし、正座だから長時間座っていいかというとそうではありません。正座は正座なりにデメリットがあります。例えば、正座は膝を痛める恐れがあります。膝を痛めている人は無理に正座をするのは控えましょう。腰に負担がかかりにくい正座ですが、時々動くなどして、長い時間同じ姿勢にならないことが大切です。