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椎間板ヘルニアで動けない時の正しい対処法

椎間板ヘルニアでは、「刃物で体をえぐられたような痛み」と言われるほど、強い痛みが生じる時があります。そのような痛みがあり、動けない場合は、RICE処置を行いましょう。

RICE処置・・・怪我の応急手当の方法。Rest,Ice,Compression,Elevationの頭文字をとってRICE処置と呼ばれています。

Rest(安静)・・・怪我をしたところを動かさず、安静にします。何故なら、痛めた部位には体内で修復作業が始まりますが、動くと開始が遅れるからです。椎間板ヘルニアで動けない時はベッドで楽な姿勢を探して横になりましょう。

Ice(アイシング)・・・患部を冷やし、痛みを抑えます。また、冷却で血管を収縮させて炎症を抑えます。ただし、冷やし過ぎると凍傷になる恐れがあります。なので、冷やすものをタオルで巻くなど、患部に直接冷やすものを当てないようにしましょう。

Compression(圧迫)・・・患部を圧迫して、出血や腫れを防ぎます。腫れがひどいと痛みが強くなり、怪我の治りも遅くなります。椎間板ヘルニアの時はコルセットや腰痛ベルトなどで圧迫しましょう。

Elevation(挙上)・・・患部を心臓より高く保ち、内出血を防ぎます。ただ、椎間板ヘルニアではこれを行うことは難しいので、やらなくていいでしょう。椎間板ヘルニアの時は上の三つの処置を行いましょう。

ただ、RICE処置は椎間板ヘルニアが発症した直後、痛みが強い時にする処置です。なので痛みが続く場合はこの限りではありません。痛みが続く場合は、患部を温める必要があります。温めることで血行が促進され、発痛物質が除去されるからです。痛みがある程度収まったら、お風呂などで体を温めましょう。