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椎間板ヘルニアとリハビリテーション

椎間板ヘルニアに対する治療方法と予防/再発防止について、みなさんは何が一番重要だと思っているのでしょうか。薬物療法・注射・手術…確かに、これらも重要です。しかし何といっても運動=リハビリテーションをしっかり行わなければ、本当の治療・予防にはならないのです。
では何故、リハビリテーションがそれだけ椎間板ヘルニアにとって重要な役割を果たしているのでしょうか。

[リハビリテーション=肉体的外傷を負った人が、身体に対して様々な訓練をすることで社会復帰を目指す・外傷を負う前の身体に戻す様を指します。]

つまり、椎間板ヘルニアにとってのリハビリテーションは、身体を鍛えるという部分で最も有効手段と言えるのです。椎間板ヘルニアにとってのリハビリテーションとして…まずは陸上ウォーキングを取り入れてみてください。陸上ウォーキングは、運動量に比べ腰への負担が少ないことが挙げられます。腰への負担は少ないのですが、腹筋・背筋の強化…そして何よりも、下半身強化に絶大な効力を発揮するからです。また陸上ウォーキングはマイペースで運動をすることができ、しかも公園といった「ストレス解消」ができるところを歩くだけです。

また陸上ウォーキングと同じように水中ウォーキングも、椎間板ヘルニアの治療・予防に効果的です。水中ウォーキングは陸上と比べると、1/10の負荷になります。つまり、腰・足にかかる負担も激減するのです。しかもエネルギー消費は陸上より、プラス30%…水のメリットを活かし、筋力強化と体力アップを図ることができるのです。さらに陸上/水中ウォーキングは、椎間板ヘルニアの治療・予防以外に様々な効果をもたらしてくれます。「生活習慣病に対する予防」「血管を丈夫にし、心肺機能を高める」「新鮮な空気を吸うことで脳の働きを活性化させる(陸上)」「骨を丈夫にする」「肥満防止(ダイエット)」…

これは個人的見解です…椎間板ヘルニアによる腰~足にかけての機能低下が著しく見られる場合、痛みを多少なりとも我慢してでも陸上/水上ウォーキングなどのリハビリテーションを行うべきだと考えています。機能低下を起こしている状態で、「痛みが治まってから運動すればいい」という考えであれば、結果として麻痺などの後遺症が残ってしまうと思うからです(もちろん、無理のし過ぎは禁物です)。 椎間板ヘルニアは、ある意味現代病の一種だと考えても不思議ではありません。それだけ多くの人が、発症しているのです。「私は身体が強いから、心配いらない」…そのように思い込んでいる人こそ、知らぬ間に椎間板ヘルニアを発症してしまうのです。