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犬の椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアは、人間だけに発症する病気ではありません。現在ではペットの領域を超え、家族の1人として考えられている愛犬…そうです!愛犬も人間と同じように椎間板ヘルニアを発症するのです。では、愛犬のどのような症状をチェックしたら「椎間板ヘルニアの恐れあり」と判断して、動物病院で検査を受けるべきなのでしょうか。

愛犬の背中を触ろうとする/抱っこしようとすると嫌がる・歩く姿を見た時、ノロノロしている/足がふらついたりしている・ソファや階段等々、昇降のある場所を嫌がる等々…
愛犬の生涯は12~13歳と言われています。一般の愛犬が椎間板ヘルニアを発症する場合、5歳以上~言われています(人間で言えば40歳代)。しかし、ある種類の愛犬は若い年齢(2歳くらい)から椎間板ヘルニを発症する傾向にあります。それは、ミニチュア・ダックス(系)です。愛犬の椎間板ヘルニアも人間同様、神経を圧迫され強い痛みを伴います。言葉がわからないからこそ、飼い主は日頃から行動をチェックする必要があると思います。そして、愛犬の椎間板ヘルニアの治療方法として…まず動物病院でレントゲン検査などを行い、ヘルニアの状態・神経圧迫の程度をきちんと診察してもらわなければなりません。症状が初期であれば、内科的治療(痛みや炎症を抑える薬物療法)…そして、ケージの中で安静にさせるものも良いかもしれません。
しかしナックリング状態(足先を握りこぶしのように丸めた状態)、腰が抜けて立つこともままならない状態であれば、脊髄造影を行い至急手術しなければなりません(脊髄が壊死し回復不可能になることもあるため、とにかく早めの処置が必要になります)。

昔の愛犬は、庭(外)で飼うことが当たり前でした。しかしペットブームの到来で、庭で飼うより室内で飼う「室内犬」が主流になっていきました。そして、愛犬は徐々に人間と同じような日常生活を行うようになっていきました(させられた)。現に、フローリングは滑りやすいからカーペットなどの敷物を敷く・室内でジャンプ(昇降)をさせないように敷居を作る・興奮し過ぎて室内を走り回らせないようにする…室内犬はこれらの行動をすれば怒られるのです。つまり私たち人間が、犬本来が持っていたと思われる自然治癒力も、激減させてしまったのではないでしょうか(治癒力)。

私は時々、考えます。「どうして愛犬が、椎間板ヘルニアを発症してしまうのか?」「人間好みの愛犬を作り上げることで、人間と同じような様々な病状をも与えてしまったのか?」
…余談になりますが、愛犬が亡くなる病状の第1位は、ガンです。これも人間と同じになってしまいました。