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椎間板ヘルニアと筋力トレーニング

私たち人間は二足歩行を始めたことによって、腰椎に負荷が掛かるようになってしまいました。

そして現在、腰椎椎間板ヘルニアを罹患(=らかん)しているのは、人口の約1%いるともいわれています。
(※罹患…病気にかかること。)

腰椎椎間板ヘルニアは、年齢からくる椎間板の変性/腰椎へ加わる運動負荷が原因とされています。
その腰椎椎間板ヘルニアの治療の一環として、筋力トレーニングが取り入れられています。

しかし安易に筋力トレーニングをすれば、逆に腰椎椎間板ヘルニアの症状が、悪化する可能性があることを覚えておかなければなりません。
とくに上半身の運動負荷(=体重負荷)は、腰椎椎間板ヘルニアの再発・症状悪化を引き起こしやすいのです。

筋力トレーニングをするといっても、バーベルを使って筋肉を増強する必要はありません。
腰椎椎間板ヘルニアに必要な筋力とは、全身の筋肉アップを意味します。

そう考えると、最も有効的な筋力トレーニングは、スイミングなどの有酸素運動を取り入れた運動ではないでしょうか。
ゆっくりで構いません。

全身にバランスよく筋肉が付くことで、腹筋・背筋・脊柱起立筋群などが腰椎椎間板ヘルニアの痛みを覆ってしまうのです。
(※ただし筋力トレーニングをする前に、ある程度、上半身の減量をする必要があります。)