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椎間板ヘルニアと接骨院

接骨=別名「整骨」「骨つぎ」「柔道整復」(様々な名称で呼ばれています)…接骨院は、日本独自の保存治療を専門とする治療院のことを指します(日本古来の武術・柔道における治療術が基本にあります)。接骨院の治療対象となる症状として、「骨折」「脱臼」「打撲」「捻挫」「肉離れ」「スポーツ障害」「むちうち」等々があります。そして…椎間板ヘルニアに対しての治療も、接骨院で効果のほどを上げているのです。
接骨院による椎間板ヘルニアの治療方法は、次のような原理を基に、実際行われています。
原理はこうです…椎間板ヘルニアは椎間板(軟骨)の髄核が飛び出しているので、脊髄神経を圧迫させる⇒椎間板は背骨と背骨に挟まれているので、その間隔を上下に広げる⇒そうすることで椎間板への圧迫が軽減され、髄核も元の位置に戻る…これが、接骨院の椎間板ヘルニアに対する治療方法なのです。もちろん、いきなり背骨の間隔を広げることはできません。まず、背骨・骨盤のズレ(歪み)を矯正し身体を安定させます。そして、腰を矯正する…接骨院では椎間板に対する圧迫を軽減できれば、より一層自然治癒力も高まり、椎間板ヘルニアも早期に改善されると考えています(実際、かなりの症例が挙げられています)。

接骨院の施術者は、国家資格が必要です(国家資格を保有した者だけが行える治療法=免許制)。当然、保険適応内治療です(1936年~)。また接骨院は、柔道整復法という法律を土台に様々な制約もあります。例えば「外科的手術」「薬物治療」等々の行為…これらは禁じられているのです。つまり西洋医学を取り入れず、「日本古来の療術に即すること=自然に即した自然治癒力」を、全面に出した治療方法を確立してきたと言えるのです。  

そして今(相反するように)…整形外科が増えたこともあり、接骨院の治療院数は激減の一途を辿っている事実もあります。その中で、接骨院では新たな試みが行われ、個々の治療に対して広がりを見せてきています。それが電子機器を取り入れた治療方法…低周波/高周波・超音波治療といったものです。そうした接骨院の現状を踏まえた上で、接骨院本来の治療方法に共感を受けた・新しい試みによって、劇的に症状が改善された患者様が、増え続けている現実も確認されています。

椎間板ヘルニアに関しても、様々な分野の治療院があります。その中でも、接骨院はその「役割とポジショニング」が、徐々に確立されつつあるのではないでしょうか。もし、みなさんが椎間板ヘルニアといった腰痛を発症した場合、接骨院も選択肢の対象の1つとして選んでいただけたらと思います。