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頸椎にまつわる話

頸椎(けいつい)=頭と肩の部分を繋ぐ7つの骨…それが頸椎です。
そして現在、頸椎の炎症によって引き起こされる様々な症状が、オフィスで働く女性たちの天敵になっているのです。一体、頸椎が炎症を起こすことで、どのような痛みを生じるのでしょうか。
手先が痺れる・肩が異常に重く感じ、ダルさ・凝りを生じる・後頭部や背中、上半身全体に痛みが走る・頭痛や腕の痛み等々…こうして症状だけを見ていると、「更年期障害かも?」…単に年齢による症状として、片付けられる場合もあるのではないでしょうか。確かにこのような症状は、更年期障害も含め加齢(=老化現象)が原因として考えられるかもしれません。しかし実際、頸椎の炎症が原因の1つであることが、非常に多く見受けられるのです。そして、それは頸椎の働きを考えることで、必然的に原因が見えてきます。

頸椎は重い頭を支えているばかりでなく、頭を上下左右・グルリと回すこともできます(可動域が広い)=つまり、小さく細い骨にも拘わらず、強力な運動能力を発揮しているわけです。それ故、いつ頸椎が炎症を起こしても、何ら不思議ではないのです。頸椎の炎症によって引き起こされる症状として……頸椎椎間板ヘルニア・変形性関節症・後縦靭帯骨化症・脊椎管狭窄症、そして近年特に発症している頚肩腕症候群…

この頚肩腕症候群は、日本人特有の症状だと言われています。日本社会は、紛れもないコンピューター社会です。そして、そこで働く女性たちはパソコンの前に座り、1日中業務を行います。いつも緊張感を持続させながら…ストレスも溜まると思います。実は…頚肩腕症候群は様々な症状を併発する「原因不明の病気」として認められているのです。頚肩腕症候群…なるべく症状が軽いうちに、対処したいものです。また、頸椎の炎症を確認するには、どのような検査方法が一番確実なのでしょうか。
より確実な症状を的確に判断するには、MRI(核磁気共鳴画像法)です。MRIならば30分程度照射するだけで、全ての情報を得ることができます(私も何度か経験あります)。確かに、レントゲンでも骨・椎間板の変形などは正確にわかりますが、脊髄神経を圧迫しているかどうかまではわかりません。

頸椎の炎症による症状を放っておくと(気付かない)、上半身全体に痛みが広がり、下半身にも痛みが蔓延することも考えられます。先に述べた頭~首~肩~腕の痛みがなかなか治らないようであれば、すぐ治療院で診察を受けることをお勧めします。