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椎間板ヘルニアは男性に多い?女性に多い?

椎間板ヘルニアを発症しやすい人に、なにか傾向はあるのでしょうか。

椎間板ヘルニアが一番多いとされている年代は、40代〜50代と言われており、男女別で比較してみると、おおよそ男性の方が2割程度、発症することが多いとされています。

ということは、男性の方が、椎間板ヘルニアにかかりやすいということでしょうか?これは、男性と女性の生活習慣の違いによるところが大きいです。

男女の、日常生活や、従事している仕事を比べたときに、
デスクワークや立ち仕事などの軽作業が多い女性に比べ、男性の方が、背骨や腰に負担のかかる仕事…重いものを運ぶ力仕事や、長距離運転手、重い荷物を持って歩くセールスマンなど、

腰に負担のかかりやすい仕事などに就いている可能性が高く、このことが原因としてあげられます。

また、男性の方が、女性よりも働く時間(期間、労働時間の両方)が長いことも要因のひとつとされています。

さらに、いざ症状が出た場合、男性は女性に比較して、体の不調を理由に仕事を休んだり仕事をやめたりということを避けたがる傾向にあります。

たとえ椎間板ヘルニアの症状が深刻になっても、仕事を休んで手術に踏み切ったり、長期休暇をとって治療に専念したりするという方は少数派。
大部分は、通勤しながら治療を平行して行うという方がほとんどです。

そのため、治療期間が長期にわたってしまうケースが多く、そういうことからも、男性の方が椎間板ヘルニアを発症しているという印象がつきまといやすいのです。

しかし、椎間板ヘルニアの症状は、特定の性別固有のものではありません。背骨や腰に、必要以上の負荷をかければ、男性女性に関係なく、発症するリスクを持っています。

とくに、下半身の筋肉が少なく、柔軟性の無い方は、背骨や腰に非常に負担をかけますから、男女問わず椎間板ヘルニアになりやすい傾向にあります。

一般的には、男性よりも女性の方が、筋肉量は少ないですから、女性の方で、背骨や腰に負荷のかかるような力仕事をしている方、腰に負担をかけやすいスポーツなどを趣味にしている方は、より注意が必要です。

腰に負荷をかけたら、男性女性に関係なく、あまりムリをせず、早めに休んで、椎間板を回復させるよう気をつけることが重要。

椎間板ヘルニアの症状が深刻化すると、寝ても立っても座っても痛い、という状態になってしまいます。

そうなると、とても仕事になりませんし、「少し休んでまた仕事を再開」というわけにもいかなくなります。違和感を感じたら、体のSOSサインだと思って早めに休養をとることが大切です。