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椎間板ヘルニア、激しい痛みに対処するには

今まではなんとなくの腰に違和感があるという程度だったのに、
ある日突然腰が激しく痛みだした…!
調べたところ、これは椎間板ヘルニアである…。

こうなったら、まずは絶対安静が鉄則です。
可能な限り、とにかくラクな姿勢をとり安静にしましょう。そして、ヘルニアの痛みは神経が炎症することで起きますから、とにかく冷やし、炎症を抑えましょう。

そして、動くときにはコルセットなどをつけ、患部を固定します。コルセットによって上半身を支え、筋肉の補助を行うことで、痛みを軽減できるのです。

このような対処で、急な痛みには立ち向かえますが、でも根本的にヘルニアの痛まない体を手に入れるには、どうしたらいいのでしょう?

ヘルニアは、時間はかかりますが、自然に治癒することがわかっている病気です。

ですので、痛みが耐えられるレベルであれば、できるだけ痛み止めを投薬してやわらげるか、リハビリをするなどの保存療法を中心に回復させていくのが望ましいのです。

保存療法を行う際は、筋肉のトレーニングを平行して行うのが効果的。
とくに、腹筋や背筋を鍛えると、ぎっくり腰やヘルニアに負けない強い腰にすることができます。

ただし、すでに激しい痛みが起きていたり、痛みが頻繁にある場合には、マッサージやストレッチなどは、炎症を悪化させてしまうことがあるため、絶対に行ってはいけません。

とくに、指圧や整体、カイロプラクティックなどは、椎間板ヘルニアの症状やレベルによっては悪化を招いてしまうことがありますので、安易に治療を受ける前に、かならず専門医に相談することが大切です。

レントゲン写真などで症状を確認したり、触診、問診などで調べてから治療を開始するように気をつけてください。

すでに患部が痛みを通り越してしびれているとか、痛みがあまりに激しく、動くことも、立ち上がることすらもつらいなどの症状が出ている場合は、すでに神経が軟骨によって押しつぶされている懸念があります。

そこまで症状が悪化してしまっている場合は、保存療法だけでの回復は難しいため、外科手術で、症状のもとになっているヘルニアを取り去る必要があります。

しかし、本来椎間板というのは、背骨と背骨の間でクッションになっている大事な器官。

外科手術ではヘルニアを起こしている部分の椎間板をすべて取るため、その後を長期的に見ると、残った上下の椎間板への負担が増えてしまうことになるのです。そのため、外科手術を行った後には、患部はもちろん、周辺部分の筋肉のケアも大切です。